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残された時間で「遺す」ブログ

同時化学放射線療法⑤治療効果と副作用まとめ

Aug 2021 to Sep 2021


 

放射線治療効果と副作用に関する時系列まとめ

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①照射1〜5回目

前日に入院。

 

抗がん剤1クール目

ひどい副作用はなく、2-3日吐き気がする程度で済んだ。

食事もそこそこ食べれた。

 

放射線の副作用はまだ出現しておらず身体的には元気な状態。

 

退院したらごちそうをたくさん作る!と決意し、クラシルのレシピ動画を延々見ながら1ヶ月分の献立を立てるなどする。

 

5回目の夜中に腹痛からの迷走神経反射で失神する↓

 

これ以降、メンタルが極度に低下する。

 

②照射6〜8回目

放射線科初回の診察。

まだ治療をはじめて1週間なのでそんなに大きな変化はないとしながらも2cm→1.5cmと腫瘍が小さくなっており、この先の治療に希望を見出す。

 

抗がん剤2クール目

前回よりも吐き気がひどく数日はあまり食事がとれなかった。

 

放射線の副作用はまだ出現せず。

淡々と照射を受ける日々。

 

Weeklyの抗がん剤が思ったよりきつくて、最後まで完走できるか不安で病む。

緩和ケア医および看護師さんに来てもらうようになる↓

 

③照射9回目

突如、放射線の副作用によりひどい下痢になる。

10分間隔くらいでくるのでトイレから離れられない。

はじめ、下痢止めとしてビオフェルミン的なもの(整腸剤)をもらうもまったく効かない。

次にロペラミド2錠で怖いくらいにピタッと止まる。

 

④照射10〜18回目

放射線科の診察。

前回とほぼ大きさ変わらず。

薄皮が1枚はがれるように少しだけ小さくなったと繊細な表現で伝えられる。

前週の5mm縮小がずっと続いていくもんだと思っていたため結果にショックを受ける。

 

抗がん剤3-4クール目

夕食を一口食べた瞬間、猛烈な吐き気が襲ってきた。以降、食事が取れない日々が続く。

食事を見るのもだめになったので配膳を止めてもらう。

数日経つとちらし寿司なら食べれる気がしたので売店で買ったちらし寿司1/3でなんとか食い繋ぐ日々。

水分もあまりとれず、照射1時間前の200ml水分摂取ですらストレスになる。毎回30分かけてちびちび飲んでいた。

 

下痢はロペラミドのおかげで止まっていた。

むしろ効きすぎたのか、あるいは抗がん剤の影響か今度は便秘になってしまい下剤を飲むようになる。そうすると今度は下痢になり…

このあたりから便秘→下剤→下痢→下痢止めの無限ループにハマる。

 

常に吐き気がある状態ではあったが、あつ森ができる程度には元気で、子どもたちと島で花火をしたりなどできたのは良かった。

さらに暇つぶしにドラクエXをダウンロードしてみた(ダウンロードに半日かかった)が、こちらは酔うし、イカのおばけみたいなボスが倒せず途中から全然手付かずになってしまった。

 

この頃、リハビリを開始する↓

 

⑤照射19〜20回目

抗がん剤5クール目(スキップ)

体調悪すぎてスキップした。もはや1週間では副作用から回復できない身体になっていた。

スキップを決断するまで3日前ぐらいからウジウジ悩み、放射線の効果が十分出ないんじゃないかとか先生に何て言われるか…とか今考えると何であんなにウジウジ悩んでいたのか「嫌ならやらなきゃいい」とあの時の私に言ってあげたい。

その全責任は他でもない自身の命でとることになるのだから、先生や看護師さんの反応など気にする必要はまったくないのだと。

 

ちなみにスキップに関しての反応は

「しんどそうだし止めておきましょう。放射線を続けることが最優先だし、そもそも食事できてないなら抗がん剤できないよ」

と主治医は何の問題もなかった。

問題あったのは看護師さんだった。

「今日、抗がん剤やらないの?

(なんで?採血結果は問題ないよね?)」

「次はできるようにし な い と ね」

よかれと思って言ってくれているのかもしれないが、正直強要されてるようにしか聞こえなかった。これで次回は逃れられない…ジリジリと追い込まれているような気がした。

 

⑥照射21〜24回目

放射線科の診察。

相変わらず大きさに変化なし。

依然として1.5cm程度の腫瘍が残存。

先生からラルスが本番だからと声を掛けられ、私はそれを信じるしかなかった。

 

抗がん剤5回目(リベンジ)

前回スキップのせいか、体調はかなり回復しており最後の抗がん剤を投与することにした。

1クール目の時ぐらいの軽い副作用で、食事もそこそことれた。やはり回復しきらないうちに次々抗がん剤を入れると副作用も大きく出るんだな、などと思うなどした。

 

お腹は引き続き便秘→下痢の繰り返し。

(退院後、今もずっとこの感じ)

 

鼠蹊部の皮膚が黒くなりペリペリ剥けてきた。

痛みなどはまったくない。

色素沈着はそりゃするんだろうがもはやそんなことはどうでもよい。

 

⑦照射25回目

最後の照射。

私としては感慨深かったが、最終日のイベントなどは特になくいつも通りの治療だった。

(ラジオ体操の出席カードのようなものに毎日スタンプを押してもらって最終日にお祝い?してくれる病院に憧れがあったw)

 

一刻も早く家に帰りたかったので、夕方の照射を終えその日のうちに退院した。

手術のときの退院↓とは違い

 

またリハビリ↓の効果もあったのか

 

すたすた歩けて、帰りは王将で夕飯を買って帰った気がするw