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残された時間で「遺す」ブログ

検査結果

January 2021


 

前医で9割子宮頚がんだと言われていたためガンである覚悟はできていた。

その上ではっきりさせたいのは転移の有無。

 

告知からこの日までは

お腹が痛い→大腸転移?

食後お腹が張る→腹水?

鎖骨のあたりが腫れている→鎖骨リンパ転移?

咳がでる→肺転移?

と何でもガンに結びつけてしまうガン患者あるあるを発動。

 

そして迎えた診察日。

この日は夫も同席していた。

夫はこの時はまだガンであること自体を疑っていたようだ。

が、結果はやはり「悪いものでした」と。

しかし幸いにもガンはまだ子宮頸部にとどまっており転移なしのステージ1b。

 

「大丈夫なんですよね!!」

なぜか圧強めの夫。

 

「子宮頚がんステージ1の5年生存率は80%以上。じゅうぶん根治が望めます。頑張りましょう!!」

と落ち着きつつもはっきりと話す医師。

それを聞き、夫はもう完全に治るものだと安心しきっているようだった。

私は転移しているものだとばかり思っていたので信じられない気持ちながらも「助かるかもしれない」と内心かなりホッとしていた。

 

なんとか最悪の状況は免れたな…。

手術は怖いけどしっかり治してすぐに日常に戻るぞ!

 

しかしこの時点では誰も深刻に捉えていなかった不安材料がひとつ。

 

「組織型が診断できない」

 

病理にまわした細胞はすべて壊死しており組織型は判別不能だったという結果。

素人の私はこれは朗報だと思った。

壊死してるってことはガンが勝手に消えていってるんだ!ラッキー!!さすが私の身体!

…くらいには能天気だった。

 

医師はおそらくこんな感じだった。

組織型がわからない??

ま、術後の病理で分かるでしょ。

手術で取りきれば問題ない。

実際は違うのかもしれないが私にはこう見えた。

 

その後、月末の手術日を抑え足取りも軽く帰宅した。

 

しかしこれが終わりの始まりだったのだ。

それがわかるのはもう少し先の話し。