Everything Went Fine

残された時間で「遺す」ブログ

初発

そして退院

February 2021 早ければ1週間で退院する人もいる(ドヤ) 「入院期間が短い」というのは間違いなく腹腔鏡手術のメリットの1つだろう。 広汎子宮全摘術は大手術なので開腹であれば順調にいって3-4週間の入院。 それが腹腔鏡であれば1週間。 ちなみに私は早い…

歩行訓練

January 2021 <術後1日目> 手術翌日から歩かされるらしいと聞いていた私は病棟に戻った時からいつそれを切り出されるんだろうとびくびくしていた。 そんな時 明日から歩く練習しましょうねー と明るく言う看護師さんに心底ホッとした。 やっと寝返りが打てる…

ICU→一般病棟へ

January 2021 ICUで一晩過ごし、病棟に戻れたのは翌日お昼頃だった。 病棟からお迎えがきたら部屋に戻れるという方式で、私は最後まで残っていた…。 まわりがぞくぞくと帰って行く中、ポツンと一人残された私はふと保育園のお迎えで子どもをいつも最後の一人…

手術!!

January 2021 2021. 1. 26 広汎子宮全摘術 両側付属器切除術 リンパ節郭清 婦人科で一番大きな手術。 もう2度と手術はしないと誓ったこの手術。 前日の麻酔科医の話しでは術後も麻酔が効いてひどい痛みが出るようなことはないというはずだった。 が、実際は…

組織型判明する

January 2021 子宮頚部神経内分泌がん 非常に進行が早く 悪性度が高く 早期に転移、再発する おまけに 希少がんで標準治療がない 頭に浮かんだのは、お釈迦様に糸を切られて奈落に落ちていくカンダタの姿。 ステージ1の5年生存率95% 残りの5%ってどういうケ…

細胞診は突然に

January 2021 とある日、病院からの電話。 なんでも ・組織型がやっぱり気になる ・うちの病院でも細胞診をしたい ・うちなら生きてる細胞を取れるから失敗しない ・だから今から来ない? というお話だった。 平日のお昼前。 当時はコロナ禍で夫婦ともにリモ…

普通じゃない

January 2021 手術してもらおうと転院を決めた病院には腹腔鏡の権威のような先生がいるらしい。 そんな偉大な先生が私なんかの手術を引き受けてくれるんだろうか、そもそも予約取れるんだろうか… 恐る恐る電話をしてみると意外にもあっさり2日後の予約が取れ…

この病院でほんとにいいの?

January 2021 手術を受けることを決めた私に一抹の不安がよぎる。 「本当にこの病院でいいの…?」 誠に失礼な話しだと思う。 でもSNSで知ってしまったのだ。多くの人が多少遠くてもがんセンターや大学病院など有名どころ?で治療を受けていることを。特に手…

手術か放射線か

January 2021 それはガン治療の永遠のテーマ(知らんけど) ステージ1は手術も放射線も選択できる。 それ故に治療の選択を迷う人は多いんじゃないだろうか。 当時から海外では放射線は手術と同等の治療成績だというエビデンスのもと、標準治療としてバンバン…

検査結果

January 2021 前医で9割子宮頚がんだと言われていたためガンである覚悟はできていた。 その上ではっきりさせたいのは転移の有無。 告知からこの日までは お腹が痛い→大腸転移? 食後お腹が張る→腹水? 鎖骨のあたりが腫れている→鎖骨リンパ転移? 咳がでる→…

転院先での検査

December 2022 転院先の病院は電車で40分くらいのあまり普段行かないような馴染みのない場所にあった。 大きな病院に罹るのは初めてで緊張していたが、総合案内の方が誘導してくれスムーズに婦人科の待合室に到着。 混雑していたものの紹介状があればスムー…

転院先の選択

December 2020 子宮頚がんの告知を受けたクリニックではガンの治療ができないためすぐさま転院が必要だった。 「このあたりの大きな病院でかかりつけにしているところはありますか?なければ一番近いここでいいかな。」 と提示された病院はなんとなくよい印…

絶頂から絶望へ

December 2022 「うわっ…!あーこれは…。」 医師から漏れた声。 その時、私は内診台の上にいた。まさかという気持ちとともにもうすぐ手に入れるはずだった永年の夢が脆くも崩れ落ちていった瞬間だった。 --- 子どもの頃から「家」に対して特別な思い入れがあ…