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残された時間で「遺す」ブログ

手術!!

January 2021


 

2021. 1. 26

広汎子宮全摘術

両側付属器切除術

リンパ節郭清

 

婦人科で一番大きな手術。

もう2度と手術はしないと誓ったこの手術。

 

前日の麻酔科医の話しでは術後も麻酔が効いてひどい痛みが出るようなことはないというはずだった。

が、実際は声もでないほどの激痛で目を覚まし、ICUで落ち着くまでの数時間は地獄を味わった。

 

目覚めて真っ先にしたのは時間の確認。

早ければ3時間とかで終わるよと言われていたが実際は5時間程かかったみたいだ。しかし通常は7〜8時間かかるらしいのでこれでもかなり早く終わった方。

 

ICUというところがどういうところか分かっていなかったが、要はその日手術した患者を雑魚寝スタイルで集め(カーテンで仕切られている)集中管理する部屋と思えばよいのかな。

 

私の両隣はおじいさんとおばあさんで2人とも余裕そうな雰囲気の中、私だけがうぅぅ…と声にならない声でうめいていた。

途中、お隣のどちらかの様子から痛み止めを入れてもらえることを知り秒でナースコール。

 

そしたら無慈悲にも

さっき入れたばっかりだからあと30分待ってね

 

絶望…

というか既に入れていてこれか…

 

見える範囲に時計がなかったので、その後何度かナースコールを押し、あと何分ですか!!と必死の形相で聞く形になってしまった。

 

そしてすっかり忘れていたが、ICUでは夫と面会できることになっていた。しかし私は痛みだけでなくガタガタ震えるレベルの高熱もあったため正直言って面会どころではなかった。

 

なので看護師さんから

夫さんと会われますか?

しんどかったらもう少しあとにしますか?

 

と聞かれるたびに、あとにします…と弱々しく繰り返していたのだ。

しかしそれが結構頻繁に来るようになりこれは会わないと永遠に終われないんだなと理解し夫を呼んでもらった。

 

ハァ、ハァ、ハァッ…

いたい、いたい、いたいっっ

 

としか言わない私を見て

夫は少し涙ぐみながら

 

がんばったな!

先生が全部取りきれたって言ってたから!

大丈夫だから!!

 

と言ってすぐに帰って行った。

からしたら数時間前見送った元気な私が今やこんな瀕死の状態なのを見て信じられない気持ちだったのかもしれない。

私が面会を拒絶している間、夫は何かあったんじゃないかと気が気じゃなかったらしい(ごめん)。お留守番中の義母や子どもたちも夫からの連絡を待っていたようでみんなに心配かけてしまった。

 

そうこうしているうちに、痛み止めが効いてきたのか肩で息をするほどの激烈な痛みは治まってきた。

隣のおばあさんがしょっちゅうナースコールを押しては何度も同じようなことを言っているのをぼんやり聞いていた。

 

私のところにも看護師さんは定期的に様子を見に来てくれ、口をすすがせてくれたり、少し眠りますか?と眠れる薬を入れてくれたりした。

 

そんな風にして激動の1日が終わった。